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<東京都知事選>保育業界への影響は…!?

キャリアフィールド(株)が運営する保育専門求人「求人情報ナビ+V」より転載。

保育士も知っておきたい政治のお話を連載しています。

毎週更新。

 

いくほ : 今度は東京都知事選があるんですね。また選挙かぁ。

ここがみ : 7月14日(木)に公示されましたね。投開票日は7月31日(日)です。東京都知事は、約1,300万人の都民のリーダーであり、日本の首都のトップです。今回は、その都知事を4年間務める人物を選ぶ選挙です。

 

いくほ : 保育園で働く身として、どんな影響があるか気になります。都知事選でも、保育政策は注目されているんですか?

ここがみ :そうなんですよ。都知事選でも保育政策は重要視されています。日本で一番、待機児童数が多い都市の知事を選ぶわけですから、独自の保育政策を打ち出してくる候補も多いでしょう。

いくほ : へえ。どんな内容がでてきそうですか?

ここがみ : 例えば待機児童の解消策についてですね。待機児童解消のための大きな課題は、一つは「どう保育者を確保するか」。もう一つは「どう土地を確保するか」だと言われています。東京は土地が高いですからね。保育施設にする土地を見つけるのも難しいんです。

いくほ : そういえば、公園を保育所にする、しない、の話もありましたね。

ここがみ : それぞれの課題にどう対処していくか、注目ポイントです。また、すでに保育士の待遇改善や予算の見直しなどを挙げている候補もいますが、正直今の段階では各候補者のあいだで保育政策に大きな違いが見えてきてはいないですね。これからもっと具体的に示されていくでしょうし、議論も深まっていくでしょう。また財源をどう確保していくのかも重要です。それは、各候補者の政策が具体化してくるだろう、来週あたりに詳しくお話ししますね。

 

いくほ : はい。あと、自分ではどうやって調べればよいのか…。

ここがみ : そうですね。まず、今回は21人(※)が立候補しているのですが…(※14日18 : 00現在)

いくほ : えっ!テレビのイメージだと立候補者は3~4人くらいかと思っていました。

ここがみ : テレビやネットなどでは、時間の都合や視聴率の都合で編集されることも多いですからね。これからそれぞれの候補が街頭演説をすると思うので、通り過ぎるのではなく、ちょっと立ち止まって聞いてみると良いですよ。また、編集なしのありのままの候補者の演説が聞ける「政見放送」というものがありますので、それも見てみるといいと思います。NHKで視聴できますよ!

いくほ : 政見放送ですか。たまに強烈なキャラの人が出ていたりするあれですか?

ここがみ : 強烈…たしかに(笑)。まあ、ある意味、それも面白さの一つ…??
あとは、「東京都知事選特設サイト(※)」というサイトもおススメです!

いくほ : へえ。ちょっと見てみようかなぁ。ほかに、東京にはどんな課題があるんですか?

ここがみ : そうですね、ほかには、2020年の東京五輪・パラリンピックの開催費の問題について、首都直下地震などの災害対策、待機児童解消や高齢者福祉への取り組みについてなど、あげられていますね。

いくほ : そっか、東京オリンピックの前までの期間、都知事になる人なんですね。

ここがみ : そうです。五輪後の東京の将来も見据えながら、しっかりリーダーシップをとれる人がいいですよね。今回の選挙に50億円、任期途中での知事の辞職が続き、それによる選挙で100億超の経費が追加でかかることになったと言われていますし、今度はしっかり4年間務めあげてくれる人を選びたいですね。

さあ。選挙日の7月31日まで、東京都知事選の動きをしっかり追っていきましょう!

 

※参考リンク※
東京都知事選特設サイト