2016年07月|スタッフブログ|保育士資格、保育士試験の合格と就職サポートは「ココキャリ・アカデミー」

スタッフブログ

2016年07月

【東京都知事選】7/31(日)投開票!投票自体に意味がある!?

キャリアフィールド(株)が運営する保育専門求人「求人情報ナビ+V」より転載。

保育士も知っておきたい政治のお話を連載しています。

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ここがみ 東京都知事選は今週末7月31日(日)。投開票日が迫ってきました!期日前投票に行った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いくほ 私も、いろいろ調べたり見たりして、ちゃんと投票してこようと思います。

ここがみ いいですね!

いくほ でも、「私の1票って意味あるのかな、何かが変わる気もまだあんまりしないな…」というのが正直なところなんですよね。政治にそんなに詳しいわけじゃないし、自分自身正しい選択をしているという気持ちも持てないし…。

ここがみ 投票に正解はありません。一人ひとり考えていることは違うし、大事にしていることも違います。ただ、自分の生き方や暮らす環境について真剣に考えてみること、自分と違う意見があればなぜそう考えるのかをちゃんと聞いてみること、それが大事なのではないかと私は思っています。

 

☆投票に行くこと自体にも意味がある!?

いくほ そういえば、この前の参院選ではずいぶん若い子たちが「選挙に行ってきた」なんて話をしているのを電車の中で聞いて少し驚きました。

ここがみ この前の参院選から選挙権の年齢が引き下げられ、18歳以上から投票が可能になりました。それによって、日本全体で約240万人が新たに選挙権を持ったんです。

いくほ 結構大きな変更だったんですね。

ここがみ そうですね。現状、国政選挙でも地方選挙でも、子育て世代の投票率は低くなっています。おととし行われた衆院選では、20歳代、30歳代の投票率は、50歳代、60歳代の投票率に比べて、20ポイント以上低かったです。現在は、少子高齢社会なので、投票「数」でみると大きな違いになります。

いくほ それって問題なんですか?

ここがみ 大きな課題ではありますね。投票率がなぜ問題に挙げられているかというと、投票数の多い層に向けた政策のほうが重視されるのではないかと言われているからです。政治家が議員として活動するためには選挙で勝たなければならないので、イメージはつきますよね。

いくほ 実現したい政策があってもまずは議員である必要がありますもんね。そうなってしまうのは避けられないことなのかな…。

ここがみ ただ、逆にいえば、若年層の投票率が上がり、子育て世代の票の存在をアピールできれば、その票を獲得しようと、政治家がより子育て世代へ目を向ける可能性があります。

いくほ つまり、投票すること自体にも意味がある…?!

ここがみ そう言えると思います。18歳でも、30歳でも、60歳でも、投票するのは同じ「1票」です。まだ社会経験が少ない若者に、いかに社会や政治に関心を持ってもらうか、が大きな課題でもありますね。テレビや身近な人の影響を受けやすいのではないか、とも言われています。

 

☆実は、政治は身近

いくほ 投票することで、自分の気持ちを伝えるわけですね。政治って、なんかえらい人が難しい話をして決めるっていうイメージでしたけど、ちょっと変わってきました。

ここがみ 普段暮らしていると、「幸せに暮らしたいな」「もっとこうだったらいいのにな」って思いますよね。それは一人ひとり違うので、調整して落としどころを見つけていったり、今確保できる財源の中で何を優先して実行すべきかを探っていったりします。

いくほ なるほど。

ここがみ 国政であれば1億人以上が、都政であれば約1,300万人が一緒に暮らすためのルールや仕組みを、忙しい私たちの代わりに、議員が代表になって話し合って決めている。それが政治ですから。

いくほ 今まで、えらい人が勝手に決めてくれって感じでしたけど、いろいろ知ることから始めてみようかな。

ここがみ 「お給料から天引きされる所得税や住民税、これって何で必要なんだろう?」「もし自分が失業してしまったら…もし自分が出産したら…、どんな福祉を受けられるんだろう?」そんな身近なところから少しずつ興味を持ってみてください。

いくほ 自分の生き方も考えながら…ですね。

ここがみ そうです。1票が積み重なって大きな結果になります。「どうせ自分の1票ではなにも変わらない…」そんなことはありません。

 

☆自分なりの1票を投票しよう!

ここがみ さて、東京都知事選の投票日は7月31日(日)です!

いくほ 時間・場所は…。間に合うようにちゃんと確認してから行きますね。

ここがみ 人間一人ひとりの考え方が違うように、自分と考え方が全く同じ候補者や政党はないかもしれません。それでも、今何を大切にしたいのか、自分の現在・未来、子どもたちの現在・未来を考えてみてください。

ぜひ各候補者の公約や演説、ニュースなどをチェックして、自分なりの「1票」を投票してください!

 

※参照※

・総務省「衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移」

・東京都選挙管理委員会「年代別投票行動調査結果」

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  2016/07/29   admin
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東京都の待機児童数が2年ぶり増加!各候補の解消策は?

キャリアフィールド(株)が運営する保育専門求人「求人情報ナビ+V」より転載。

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東京都の待機児童数が2年ぶり増加!各候補の解消策は?

ここがみ : 先日、東京都内の待機児童数が2年ぶりに増えて、4月1日時点で8,466人になったと発表がありました。(※1)

いくほ : これだけ保育士不足が叫ばれているのに、保育施設は増えていないのでしょうか?

ここがみ : 実は、都独自の財政支援などで、保育所など認定こども園を含む施設整備は計画を上回るペースで進んでいるんです。実際に、保育サービスを利用する児童数も増えています。ただ、入所を希望する人の増加に対して、受け皿になる保育サービスの増加が追いついていないという状況なんですね。

いくほ : 今までと同じことをしていても間に合わないということか…。新しく都知事になる人はどんな対策を打ってくれるかなぁ。

 

ここがみ : ここで、各候補が公約に掲げる待機児童解消策をちょっと見てみましょうか。東京都選挙管理委員会のサイトでも立候補者一覧ページ(※2)が更新されていますので、見てみるといいかもしれません。

いくほ : たとえば、「“待機児童解消・緊急プログラム”を策定する」という候補がいますね。

ここがみ : 現状把握や具体的な目標を定めたうえでプログラムをつくるのであれば意義があるといえるかもしれません。具体的にはどんなアイディアがあるのか、気になるところですね。

いくほ : 別の候補は、「保育所の受け入れ年齢、広さ制限などの規制を見直す」あとは、「都内遊休空間を利用して、保育施設、介護施設不足を解消」「同時に、待遇改善等により保育人材、介護人材を確保する」と主張しています。

ここがみ : 保育人材が不足しているから1施設が預かれる児童数を増やしたり、保育施設を建てられるスペースの確保のために規制を緩和したり、余っている空間を有効利用しようということですね。待遇改善はどのように行おうと考えているのかも注目したいですね。

いくほ : 「幼稚園の空いている部屋、空いている場所に保育園を作る“練馬方式”を導入する」と主張している候補もいますね。これはこども園を作るのとは違うのかなぁ。

ここがみ : そうですねぇ。幼稚園が保育所機能を併設することを促そうとしていて、すでに子ども・子育て支援新制度で幼保連携型認定こども園、幼稚園型認定こども園など定めていますね。基準などをより保育所を併設しやすいものにしていったり、義務づけも考えているのかも…?要チェックですね。

いくほ : あとは、「都営地下鉄構内・付近に託児所を設ける。高層ビルをつくり、下の階には、商業の店舗やオフィス、上の階には、保育園、幼稚園などを併設する」とか。

ここがみ : 保護者が預けやすいところに保育施設を設ける案ですね。施設運営のための保育人材をどう確保しようとしているかも気になりますね。

 

いくほ : そういえば、今年度の予算ってもう決まっているんですよね?

ここがみ : そうです。税金を計画的に使っていくために、基本的にはすでに組んである東京都の平成28年度予算の中で動いています。

いくほ : では、新しく知事が選ばれても、今すぐ何か変えることってできないのではないでしょうか?

ここがみ : たとえば、「補正予算」というのを組むことができます。突発的な自然災害が発生したときなど、当初の予算通り執行することが難しくなったときに、予算を変更して組むことができます。もちろん議会の承認は必要です。待機児童解消のために、今年度中に補正予算を組むことを明言している候補もいますね。

いくほ : へぇ~そうなんだ。

ここがみ : 東京都の予算規模は約13兆円。インドネシアの国家予算にも匹敵するんです。だからこそ、ほかの都道府県ではなかなか踏み切れない策に打って出ることができるかもしれません。ほかの都道府県でも活用できる待機児童解消のモデルケースが出てくるといいですね。あと1週間、都知事選、追っていきましょう!

 

※参考※
※1)都内の保育サービスの状況について|東京都福祉保健局
※2)東京都知事選挙 立候補者一覧

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  2016/07/22   admin
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<東京都知事選>保育業界への影響は…!?

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いくほ : 今度は東京都知事選があるんですね。また選挙かぁ。

ここがみ : 7月14日(木)に公示されましたね。投開票日は7月31日(日)です。東京都知事は、約1,300万人の都民のリーダーであり、日本の首都のトップです。今回は、その都知事を4年間務める人物を選ぶ選挙です。

 

いくほ : 保育園で働く身として、どんな影響があるか気になります。都知事選でも、保育政策は注目されているんですか?

ここがみ :そうなんですよ。都知事選でも保育政策は重要視されています。日本で一番、待機児童数が多い都市の知事を選ぶわけですから、独自の保育政策を打ち出してくる候補も多いでしょう。

いくほ : へえ。どんな内容がでてきそうですか?

ここがみ : 例えば待機児童の解消策についてですね。待機児童解消のための大きな課題は、一つは「どう保育者を確保するか」。もう一つは「どう土地を確保するか」だと言われています。東京は土地が高いですからね。保育施設にする土地を見つけるのも難しいんです。

いくほ : そういえば、公園を保育所にする、しない、の話もありましたね。

ここがみ : それぞれの課題にどう対処していくか、注目ポイントです。また、すでに保育士の待遇改善や予算の見直しなどを挙げている候補もいますが、正直今の段階では各候補者のあいだで保育政策に大きな違いが見えてきてはいないですね。これからもっと具体的に示されていくでしょうし、議論も深まっていくでしょう。また財源をどう確保していくのかも重要です。それは、各候補者の政策が具体化してくるだろう、来週あたりに詳しくお話ししますね。

 

いくほ : はい。あと、自分ではどうやって調べればよいのか…。

ここがみ : そうですね。まず、今回は21人(※)が立候補しているのですが…(※14日18 : 00現在)

いくほ : えっ!テレビのイメージだと立候補者は3~4人くらいかと思っていました。

ここがみ : テレビやネットなどでは、時間の都合や視聴率の都合で編集されることも多いですからね。これからそれぞれの候補が街頭演説をすると思うので、通り過ぎるのではなく、ちょっと立ち止まって聞いてみると良いですよ。また、編集なしのありのままの候補者の演説が聞ける「政見放送」というものがありますので、それも見てみるといいと思います。NHKで視聴できますよ!

いくほ : 政見放送ですか。たまに強烈なキャラの人が出ていたりするあれですか?

ここがみ : 強烈…たしかに(笑)。まあ、ある意味、それも面白さの一つ…??
あとは、「東京都知事選特設サイト(※)」というサイトもおススメです!

いくほ : へえ。ちょっと見てみようかなぁ。ほかに、東京にはどんな課題があるんですか?

ここがみ : そうですね、ほかには、2020年の東京五輪・パラリンピックの開催費の問題について、首都直下地震などの災害対策、待機児童解消や高齢者福祉への取り組みについてなど、あげられていますね。

いくほ : そっか、東京オリンピックの前までの期間、都知事になる人なんですね。

ここがみ : そうです。五輪後の東京の将来も見据えながら、しっかりリーダーシップをとれる人がいいですよね。今回の選挙に50億円、任期途中での知事の辞職が続き、それによる選挙で100億超の経費が追加でかかることになったと言われていますし、今度はしっかり4年間務めあげてくれる人を選びたいですね。

さあ。選挙日の7月31日まで、東京都知事選の動きをしっかり追っていきましょう!

 

※参考リンク※
東京都知事選特設サイト

 

 

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  2016/07/15   admin
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今週末は参議院選挙!どうなる保育の今後…!?(3)

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今回の争点は?

いくほ結局何を見て投票先を決めればいいかわからないんですよね。

ここがみ : まずは、自分の興味の持てるところから調べてみるのが一番いいと思います。あとは、各争点に対して、それぞれの政治家や政党がどのように考えているのか見てみてください。

現在、衆議院では、与党(自民党・公明党)で議席の68.42%を占めています。3分の2以上ですね。

実は、憲法改正の発議は3分の2以上の賛成でできます。今の与党は改憲派(現代に合わせて日本国憲法を改正しよう!という立場)なので、「参議院でも3分の2が改憲派になると、憲法改正が発議されるかもしれない」ということで、憲法改正が大きな争点の1つとしてあげられています。

また、「社会保障を充実させるためには元手となるお金が必要。それを増やすためにも経済を良くすることが最優先だ!」ということで、経済政策も大きな争点として挙げられています。

「いやいや、税金をどのように分配して隅々まで社会保障を行き渡らせるのかが一番に考えるべきことだ!」と、社会保障も大きな争点として挙げられています。

その中でも今大きな争点の1つとして挙げられているのが、待機児童問題や保育士不足問題を解消するための保育政策です。今までになく焦点があてられているのは皆さまニュース等でご覧の通りです。

いくほ : 私もニュースでたくさん取り上げられているのを見ました!

ここがみ : 国民の注目が集まっているタイミングですから、これを機にぜひ真剣に議論して、議論を深めてほしいですよね。

いくほ : いろいろ争点があるんですね。でも突き詰めて考えれば、全部自分の生活に関わってくることですね。

ここがみ : そうなんです。もちろん、これら以外にも争点はいろいろありますので、調べてみてください。

 

 

▼各党の公約〈保育・子育て関連〉

<与党>

自由民主党 ・保育の受け皿を50万人分増加
・放課後児童クラブの定員を大幅拡大
・保育士の処遇を、これまでの7%改善に加え、今後新たに2%改善
・技能、経験を積んだ職員については更なる処遇改善
・幼児教育無償化の一層の推進
・児童虐待の早期発見、迅速な保護、家庭的な養育環境づくりを進める
公明党 ・小規模保育や事業所内保育などの新たな受け皿を拡大
・賃金引上げやキャリアアップ支援等の処遇改善、短期間勤務や育児休業取得など保育士が働きやすい環境整備
・「放課後子ども総合プラン」の実施
・妊娠から子育てまで切れ目ない支援を行う「子育て世代包括支援センター」を全国に設置
・子ども医療費の無料化、幼児教育無償化を推進
・保育人材や介護人材など潜在的な有資格者の再就業促進

 

<野党>

民進党 ・幼稚園から大学までの教育費を無償化
・保育士の月給を5万円引き上げ
・返済不要の給付型奨学金を創設
・「児童扶養手当」の支給年齢を現在の18歳から20歳まで延長
・医療・介護・保育・障害福祉にかかる自己負担の合計額に上限を設ける「総合合算制度」を創設
・特別養子縁組制度を拡充する法律をつくる
新党改革 ・保育士の給与引き上げ
・「こども庁」の新設
社会民主党 ・認可保育所、認定子ども園を大幅増加
・障がい児保育、病児保育、一時保育などの体制整備
・保育士給与を当面、月5万円引き上げ
・学童保育の量的な拡大と質的な拡充、指導員の処遇の改善
・「子ども省」の設置を検討
生活の党と山本太郎となかまたち ・月額2万6千円の「子ども手当」
・給付型奨学金制度の創設や、貸与型奨学金の無利子、償還の減免
日本共産党 ・認可保育所30万人分3,000カ所増設
・保育士の賃上げと配置基準の引き上げ
・子どもの医療費無料化
おおさか維新の会 ・保育所は、自治体の基準で柔軟に作れるようにする
・保育士サポーター制導入
・私立、無認可の保育士給与の待遇改善
・保育士要件の多様化
・家庭的・小規模保育事業の拡大
・保育を含む教育の無償化
・子どもの多い世代の税負担軽減
日本のこころを大切にする党 ・保育士への支援拡大
・バウチャー制度による子育て・教育政策の充実

 

※参考※ <各党の公約・政策>

・自由民主党 : https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/manifest/2016sanin2016-06-22.pdf
・公明党 : https://www.komei.or.jp/policy/policy/pdf/manifesto2016.pdf
・民進党 : https://www.minshin.or.jp/election2016/yakusoku
・新党改革 : http://shintokaikaku.jp/web/wp-content/uploads/2016/06/2016yakusoku.pdf
・社会民主党 : http://www.sdpelection.com/#!blank-4/sjiya
・生活の党と山本太郎となかまたち : http://www.seikatsu1.jp/special/2016sangiin/manifest
・日本共産党 : http://www.jcp.or.jp/web_policy/html/2016-sanin-seisaku.html
・おおさか維新の会 : https://o-ishin.jp/election/sangiin2016/pdf/manifest_detail.pdf
・日本のこころを大切にする党 : https://nippon-kokoro.jp/election/san2016/promise/

 

 

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  2016/07/09   admin
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今週末は参議院選挙!どうなる保育の今後…!?(2)

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各党の保育施策は?

ここがみ : 先ほど「保育業界がもっと良くなればいい」とおっしゃっていましたよね。具体的にはどういうふうになってほしい、などありますか?

いくほ : やっぱり保育士として働きやすい環境を整えてほしいと思いますね。子どもを預ける保育園が見つからないという友達も多いので、やっぱり保育園は増やしてほしいですね。

ここがみ : なるほど。それなら、各党が発表している公約(マニフェスト。国民との約束)を投票前に調べておいてほうが良いですね。今回の公約では、与野党ともに「保育の受け皿」拡充や保育士の処遇改善を提唱していて、あまり大きな違いはないように見えます。重要なのは、それを実行できるのかという点ですね。

いくほ : ・・・。「保育所や放課後児童クラブを増やす」や「保育士の賃上げ」を掲げている党は結構あるんですね。どの党もいいこと言っていますよね。

ここがみ : そうですね。公約を見る限り、与野党ともに「保育の受け皿」拡充や保育士の処遇改善を提唱していて、あまり大きな違いはないように見えます。重要なのは、それを実行できるのかという点ですね。

いくほ : 公約に掲げるからには絶対実現してくれるのではないんですか?

ここがみ : もちろん「国民へ約束」するわけですから、実現させるために活動する責任が、当選した議員・政党にはあります。ただ、政策を実行するにはお金がかかりますので財源が確保できるのかどうかが、政策を実行できるかどうかに大きく影響します。また、政党や議員に決断力や実行力によっても変わるでしょう。

いくほ : こうしてほしいという人がどんなに多くても、財源を確保しないと実行できないんですね。たしかに、子どもがたくさん習い事をしたいと言って親もどんなにさせてあげたくても、お金がないとなかなか通わせられなかったりしますね。家計のやりくりも必要ですし。

ここがみ : そうなんです。保育士の賃上げにしても、一時的な賃上げではなく、ずっと維持していこうとすると、安定した財源が必要です。

 

いくほ : 保育所って今の時代すごく必要だと思うんです!働いているお母さんも増えていますし。でも、保育士が不足してなかなか増やせないんですよね。子どもたちは日本の宝ですし、保育業界にもっと税金を投入してくれてもいいのではないでしょうか?

ここがみ : 保育サービスがすごく必要とされているというのはその通りだと思います。ただ、無尽蔵にお金があればいいですが、財源には限りがある。また、税金を投入するからには、その必要性や効果を、具体的な根拠をもって示す必要があるのかもしれません。たとえば、保育所へ補助金を増やすとこれだけの経済効果があるとか、保育所に預けて働ける女性がこれだけの数増えれば、これだけ生産力が上がるとか…。

いくほ : 難しそうですね。

ここがみ : そうですね。でも議論するためにはなんらかの根拠は必要になると思います。その点でいえば、「保育」や「教育」は非常に難しい分野ですね。10年20年後に影響があらわれる部分もあると思いますし、何をもって保育・教育が成功しているのか、定義が難しいですからね。

いくほ : 昨今のニュースで、保育士不足が課題だ、というのは多くの人の間で共通認識になったと思います。

ここがみ : そうですね。保育業界に多くの国民・政治家の目が向いたことは喜ばしいことだと思っています。ぜひここから議論が深まっていくことを期待したいですね。

消費税増税が延期されて、社会保障充実のために予定していた2.8兆円のうち1.4兆円が不足するとされています。増税するのか、どこかの予算を削って保育政策に充てるのか、借金をして調達するのか…。それぞれの施策にいくらかかって、その財源をどう確保していこうとしているのか、気になるところです。

 

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  2016/07/09   admin
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今週末は参議院選挙!どうなる保育の今後…!?(1)

キャリアフィールド(株)が運営する保育専門求人「求人情報ナビ+V」より転載。

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いくほ : 7月10日(日)は参議院選挙の投票日かー。保育業界がもっと良くなればいいとは思うけど、誰に投票すればいいかよくわからないし面倒くさいなあ。

 

ここがみ あきら : そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、保育と政治は、深~く関わっています。だからこそ、保育業界に携わる皆さんにはぜひ政治に興味を持って選挙に参加していただきたいなと思っているんです。

いくほ : (!?)

ここがみ : だから、「選挙についてよく知らなくて…」という方向けに、選挙について、分かりやすく解説してみたいなと思っています。私も勉強中なんですけどね。ここでは保育との絡みで参院選を見ていきましょう。

 

参議院選挙って?

いくほ : 2年前も選挙したばかりなような…。今回はどんな選挙なんでしょう?

ここがみ : 2年前は衆議院選挙ですね。今回は参議院選挙です。参議院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選されます。その半数の参議院議員を国民が投票で選ぶのが参議院選挙です。政治家の主な仕事は、ざっくりいうと法律を作ることと国家予算を組むことと言えるでしょう。

家庭内に置き換えると、家族皆で守るルールを決めるのと、家計のやりくり(今年の収入はいくらで、これに使えるお金はいくら、あれに使えるお金はいくらと決める)というイメージですね。それを私たち国民を代表して議論し決断してくれる人を選ぶのが選挙です。

いくほ : 大事なことですね。

 

 

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  2016/07/09   admin
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